現役パチンコ業界人がギャンブル依存症を真剣に考えるブログ

業界人だからこそ伝えることができる依存症克服の為に必要なコト。依存症の秘密や克服術を発信してます。

パチンコ店の店員が依存症で悩む人の手助けができるのか!?

どうも現役パチンコ業界人GOOCHIです。

先日、ニュースにもなっていましたが、パチンコ依存対策でパチンコホール大手5社が共同声明を行ったそうです。

【パチンコ依存 5社が対策表明】でググれば詳しい内容は確認できます。

あと、アミューズメントジャパンという業界の情報を発信している業界誌にも載っています。

私も現役業界人なので、こういった情報は定期的に届く業界紙などで拝見するのですが、正直、全く実感が湧きませんね。
依存症対策に大手5社が声明を出すというのは、ホール業界が足並みを揃えて問題に向き合っていこうという姿勢でもあるので、悪いことではないです。
でも、現場の熱量はビックリするぐらい冷めてますよ。

肝心なホール営業ではどうなっているのか?

私のパチンコ店でもミーティングを通じてスタッフらに今一度、業界が取り組んでいる依存症対策を理解していきましょうという流れになりまして

はい! で講習をしました。

率直な感想を言うと、だ~れも興味ないって感じです。
そりゃそうです。


所詮は依存症なんて他人事ととらえている人がほとんどで、その中に1人2人本当に依存症だったりする従業員がいるぐらいです。
しかし危機感を持っていない人がほとんどで、まず依存症だと認めたくない人もいるでしょうね。
私がそうだったので・・・。
だからこそ、そういった取り組みには目を背ける人が多くいるように感じます。でもそんなスタッフがお客様と一番近いところで接客しますからね。

本当に依存症で悩んでいるお客様がスタッフを頼ってきた場合、しっかりご案内ができるのか!?

答えはできません!
胸はって言えることではありませんが、これが現状だというパチンコ店がほとんどでしょう。

そんな現場の状況を分かっているからこそ、大手5社が声明を出したところで末端はまだまだ依存症対策どころの話でもないと感じています。

パチンコ依存症で悩んでいる従業員やお客様も一定数存在するのは間違いない中、
私が現場で働いていて依存症対策に関する問い合わせをお客様から受けたことは一度もありません。

世間が注目しているのは!?


人昔前はYahooニュースやテレビなどのメディアでパチンコ依存症対策の話なんて出てきたことなんてありませんでしたが、昨今はよくパチンコというワードも見かけますし、ギャンブル依存症なんて言葉もよく見ます。

それだけ、世間が注目している証拠です。

こういった問題に私たちが無関心では今後この業界の未来もないような気もします。こんなご時世でも新規のパチンコ店が毎月出店しています。しかし、その出店を遥かに上回る勢いでパチンコ店が閉店し、廃業しています。

昔は、パチンコ依存症なんて自分は違う違うと思ってました。周りはパチンコやる人間が多く、そんな周りの人達と何も変わらないと思っていたからです。
それにそういった人がたくさんいた時代なので、パチンコ店もぼろ儲けだった時代ですし、パチンコ・パチスロメーカーだって台作ればバンバン売れてた時代です。

パチンコ店が儲かっていた時代!?


なぜそういう時代があったのか?
15~6年前ですかね~私の周りはパチンコ依存症の人がたくさんいました。当時は気が狂ったようにパチンコに明け暮れる人なんて珍しくもなんともなかったです。
そういう人達がたくさんお金を落としていたからパチンコ店はここまでの産業になりました。

ですが、今はどうでしょう?

パチンコ遊技人口は年々減少に歯止めかききません。周りを見渡せてば、パチンコをやっている人を探すほうが難しかったりします。
アルバイトで入社してくる人もほとんどが、パチンコ・スロットやったことありません。という人達が圧倒的に多いです。
今や、遊技台も作れど作れどヒット作がでず、昔のように売れません。当たり前です。そもそもパチンコ依存症と言われてた人達がめっきりいなくなりましたから。

でもこれは当たり前のことで、最も射幸性が高い時代にパチンコ・スロットに明け暮れた人達は、今の射幸性に全く魅力を感じない。

ただそれだけのことです。

今のパチンコは負ける!?


だから今のパチンコは効率も悪く、ただ負ける為だけに存在する娯楽と思われて、誰もよりつこうとしないんです。
だから思うんです。

パチンコ店で働く従業員もパチンコ店の経営者もパチンコ依存症という問題とどう向き合っていくのか。

パチンコ依存症でどうしてもお店に足を運んでしまうお客様と、どう向き合うのか?
お金を使わせず、そのまま追い出すことなんてたやすいことです。

ですが、そうすれば別のお店にいくだけでしょう。

全てのお店で門前払いをくらうようになればいいんでしょうが、あまりにも現実味がありません。

最後に

もし、パチンコ店にパチンコ依存症で悩んでいるお客様が来店されて、従業員に相談の問い合わせがあった場合、どんな手の差し伸べかたがあるんでしょう。

私は、パチンコ店の店員さんに助けを求めたことなんてありませんので、想像の域を超えませんが、もし相談できるぐらいしっかりとした運営が出来ているのであれば、利用するべきだと思いますし、利用してみたいとも思います。

お客様に対してのまた違った歩み寄りじゃないでしょうか。

パチンコ依存症とどのように向き合うか?まだまだ企業としては課題だらけですが、できることはあります。

まず私個人は、このブログを通じて向き合っていきたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。